原作は、『スター・ウォーズ』や『アバター』の原点と言われる1917年に書かれたエドガー・ライス・バローズのデビュー作『火星のプリンセス』がベースになっています。
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映画では”火星シリーズ”の『火星のプリンセス』をベースに、『火星の女神イサス』、『火星の大元帥カーター』の3部から良い所を持ってきた感じで編集されています。
(上で紹介しているのは3部が一冊に纏まった合体版です。)
また映画らしく、ヒロイン役のデジャー・ソリスは活発な役に変更されたり、原作ではちょっと強引な惑星間移動手段を変更したりと調整がされています。
映画の予備知識なしでコメディ風とシリアス風の2種類のテイストの違う予告を見たので”これどっち押しだ?!”と思いながら観たのですが、結果は両方のテイストがありますね。
最初の30分位はシリアスなシーンが続きますが、別の惑星(パルスーム)に移動すると冒険活劇に一変し、ラストで冒頭と繋がる様になっています。
映画『バトルシップ』にも出演している主演のジョン・カーターを演じるテイラー・キッチュはワイルドで、『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』で恋人ケイラを演じたリン・コリンズはセクシーでエキゾチックなデジャー・ソリスを好演しています。
またジョン・カーターのペット(?)のウーラはディズニーらしいキモカワ・キャラで良い感じですね。
北米での興行は赤字で批評家も賛否両論らしいですが海外では好評で続編『火星の女神イサス』(予定)も制作するらしいです。
原作重視だと不満な点もあるのでしょうが私は面白かったです(*'-')
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