5150 / Van Halen ('86)

昨日Google+のコミュで”KIDさんはヴァン・ヘイレンのボーカルはデイヴとサミーどっちが好きですか?”って聞かれました。

この話題が出たので久し振りに「5150」を引っ張り出して聴いてます('-')




曲リスト
1.Good Enough
2.Why Can't This Be Love
3.Get Up
4.Dreams
5.Summer Nights
6.Best of Both Worlds
7.Love Walks In
8."5150"
9.Inside

'84年、ヴァン・ヘイレンのファン層を一気に拡大させた代表作「1984」をリリース。

アルバムもバンドも絶頂期だった翌年、ヴォーカルのデイヴィッド・リー・ロスがソロ・デビュー作「Crazy From The Heat」をリリース。
バンドも次作をリリースしていたにも関わらずデイヴはリハーサル等に現れず、結果バンドを脱退してしまいます。

当時のヴァン・ヘイレンはエディの超絶ギターテクとデイヴの底抜けに明るく派手なパフォーマンスが魅力だっただけに脱退のニュースは衝撃的でした。

バンドは後任のヴォーカリストに元モントローズのサミー・ヘイガーが参加。
この交代劇に当時”デイヴの居ないヴァン・ヘイレンって・・・”って思ったファンの方も多かったと思います。
デビュー作から聴いていた私もその1人でした(´・ω・`)


'86年、ヴァン・ヘイレンとデイヴ共にアルバムをリリースするというニュースが飛び込み”ヴァン・ヘイレン VS デイヴ”というアルバ対決が実現!

先攻ヴァン・ヘイレンが3月にリリースされたのが「5150」でした。
後攻デイヴが7月にリリースした「Eat 'Em And Smile」については以前書いたので割愛します('-')

プロデューサーは常連のテッド・テンプルマンをデイヴに取られていたのでテッドの右腕的存在のドン・ランディとフォリナーのミック・ジョーンズを起用します。

1曲目の"Good Enough"冒頭、サミーの"Hello Baby~!"で思わず”あれ?サミーも悪くないんじゃない?”と思わせてくれました('-')

このアルバムからは"Why Can't This Be Love""Dreams""Love Walks In""Best of Both Worlds""Summer Nights"とアルバムの半分以上の5曲がシングル・カットされました。







「1984」で成功したシンセとロックの融合をさらに進化させたサウンドとサミーのハイトーン・ボイスは見事に融合。
このアルバムでヴァン・ヘイレンはバンド初の全米アルバム1位を獲得しました!
(まぁ「1984」もマイケルの「スリラー」に阻止されてなければ1位だったんですけどねw)

対するデイヴの「イート・エム・アンド・スマイル」は全米4位と負けこそしたものの大健闘。


個人的にはヴァン・ヘイレン側がコケて”やっぱりヴォーカルはデイヴじゃないと・・・”って空気が出来れば良いなぁと思ってたんですが、サミー在籍時にリリースされた4枚のアルバムは全て全米No.1を獲得!
デイヴ側はバンドが確立出来ず、新作をリリースする度に下降線・・・これじゃ帰れませんね('-';)


まぁサミーのどこまでも伸びるヴォーカルとバンド・サウンドのバランスは最高だし、あのヒット曲をデイヴでは歌いこなせてない気もします。

'12年、「A Different Kind of Truth」でデイヴが復活したのは素直に嬉しい反面、サミーの声が聴けなくなるとチョット寂しいですね(´・ω・`)

まぁデイヴとエディの仲がいつまで続くか・・・





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